現場の想いを実装する、開発合宿のススメ
こんにちは、技術戦略部のひらおです!
最近は社外向けのアウトプットが少なかったので、個人的に久しぶりの投稿です。
今年に入ってから早くも1ヵ月が過ぎ、しかし正月太りの余波がまだ残っています(笑)
バリバリ仕事をこなしながらも、去年やり残したことを消化したいなと思っています。
はい、このブログの投稿です!
という訳で、だいぶ前の話にはなってしまいますが、
去年の夏、9月に実施した開発合宿のお話しをしようと思います。
開発合宿ってどんなイベント?
実は2019年にも開発合宿が行われており、その時の記事はこちらです。
この時は開発部門のメンバーのみによる合宿でした。
開発合宿の背景
今回の開発合宿は事業部、技術戦略部、デザイン戦略部の垣根を超えて熱い思いを持つ人が集まり、
企画からリリースまでを一気通貫で行うイベントです。
リーダーに場所・時間・工数を調整できる裁量があり、ざっくり言うと決裁以外のほとんど全ての権限があります。
私を含む企画陣で全社に募集をかけたところ、さまざまなドメイン・ポジションから総勢20人が集まりました。すごい!
ドメインに紐づく企画をブレストし、企画をベースにSuper Deliveryで2チーム、URIHOで1チームが発足されました!
創造力豊かなアイデアが飛び交い、堅実なものから凄く挑戦的な企画もありました。
URIHOチームのお話し
私はURIHOの企画に参画したので、URIHOの話をしようと思います。
URIHOはBtoB取引の倒産・未入金の問題を保証で解決するサービスです。
その中で、お客様に保証金をお支払いする際に、お客様より書類を送っていただく手続きがあります。
ケースバイケースではあるのですが、例えば精査する必要がある20件分の取引情報がPDFにまとまっているようなことがあります。
歴史的経緯により手段としてメールが使われていて、書類が大量にあるとメール添付の容量だと送信失敗してしまいます。
こういった場合は複数回に分けて書類を送付する必要があるケースがあり、顧客体験と従業員体験が良いものではありませんでした。
そこでこの課題を解決するためWeb上からアップロード手段を用意することで従来のメールを用いた業務よりも良い体験を生むことができないか?という企画を考え、
題して「書類アップロード画面の作成」で企画をスタートしました。堅実な企画ですね。
次の構成でメンバーを決め、
私はチームリーダ、プロジェクトリーダを勤めさせていただきました。
- 開発者
- 技術戦略部 2名
- デザイン戦略部 2名
- プロダクトオーナー
- 事業部 1名
宿泊先はSport & Do Resort リソルの森さんを利用させていただきました。
2泊3日、いざ!開発合宿へ!!
活動の様子
前提として、開発合宿には以下のルールを設けています。
- 合宿中に完成させること
- リリースすること(本リリース自体は帰社後でOK)
タイトなスケジュールでリリースまでを確約するので、緊張感がありますね。
3日間の活動の様子を写真と共に紹介します。
1日目
1日目、元気いっぱいのメンバーが集まりました。
さっそく1日の開発作業を開始しました!
会議室をお借りしてして集中できる環境です。
1日目の作業が終わりました。
設計面での議論が活発に行われ、特にUI/UXの設計を確定する作業が大掛かりでした。
メインでデザインをご担当いただいたデザイナーさんが、一目瞭然ですね。
夕食は、翠州亭(旧スイス大使館)を利用しました。
とても美味しくいただきました。
夕食後すぐに私とNさんが開発作業に戻りました。
ほぼスケジュール通りに作業を進められていましたが1日目であることもあり、そわそわして落ち着きませんでしたね。
2日目
朝8時ごろ、朝ごはんをいただきました。とてもおいしかったです。
2日目の作業です。グングンスピードが上がり、画面が出来上がってきました。
フロントエンド/サーバサイドに分けて並行して作業を進めていき、
開発、デモ、修正を高速で回してプロダクトオーナーに確認してもらいました。
2日目の作業が終わりました。
メインの実装はほぼ終わり、細かい指摘とバグの対応を残すのみとなりました。
1日目で疲れ果てていたデザイナーさんが元気で、一目瞭然ですね。
夕食です。1日目と同じく翠州亭でいただきました。
このあたりで想定外のバグに気づいていて、内心焦っている私の顔は真顔ですね(笑)
3日目
3日目は午前中にテストと最終レビューを行い、バグを洗い出して帰路につきました。
リソルの森さん、お世話になりました!
会社に戻り、リリースを行いました。
細かい仕様の指摘を残していましたが、本番投入できるレベルでリリースして無事終了しました。
後日、ふりかえり
報告会の様子
題して
2024年開発合宿 URIHOチーム報告会 ~創造力 x 推進力 x 技術力によるプロダクト成長~
です!
合宿で提供した価値と得られた知見をKPTで発散し、報告会でアウトプットして全社に共有しました。
ありがたいことに当社の役員を始め多くの人に視聴いただき、熱量をお伝え出来たと思います。
成果物が動く
その後、成果物が無事に動いたこと報告を受けました🎉🎉
達成感がありましたね。
この機能は現在も元気に動いており、現場からのフィードバックを受けながら改善を続けています。
狙い通り顧客と従業員の両方にすんなりと受け入れていただきました。
加えて現場からお褒めの言葉もいただくことができ、非常に嬉しかったです。
顧客体験と従業員体験を向上させることができたと考えています。
開発合宿Tips
ここまで合宿のことを紹介してきましたが、Tipsも紹介しておきます。
開発合宿では普段の開発環境と異なる環境なので、当日の動きを想像して準備することをオススメします。
特に次のものは用意した方が良いと思います。
- 高速なネットワーク環境
- 普段使っている開発PC
- マイキーボード(あれば)
- 画面拡張の機材(できれば)
- モニター、プロジェクターなど
- 気分をリフレッシュできるもの
- お菓子、飲み物など
- ポジティブな心
特に画面拡張できると成果物のレビューをスムーズに進めることができてGoodでした(Alt + Tabを使いこなしているなら要らないかも!)
また、チームの雰囲気を明るく保つことで楽しい雰囲気で進められました。
万全な準備が開発合宿の成功のカギですね。
まとめ
限られた時間内でチームメンバー全員がお互いの作業を常に把握し、集中して開発を行い、相互にフィードバックを行うことでフロー効率を維持することができました。
開発合宿では短期間で成果物をリリースする価値もありましたが、
必然的にコミュニケーションを取ってお互いのことを知り、仲間の意外な一面を見ることもあり、チームビルディングや関係性の構築という点でも価値があると思います。
もし開発に課題感があるなら、開発合宿がオススメです!
ここまで記事を読んでいただき誠にありがとうございます。
共にサービスをアジャイルに成長させる開発に携わるエンジニア・デザイナー・HTMLコーダーを大募集中です!
興味を持っていただいた方は是非、お話ししましょう!