開発戦力になる過程で身に着けた価値観と考え方10選
※この記事はめぐろLT Advent Calendar 2023の15日目です。
こんにちは、ひらおです!
師走なのでバタバタしている中でもこの1年をふりかえったりふりかえらなかったりしている頃かと思いますが、
この時期といえばアドベントカレンダーですね!
ということでこの記事は、ラクーンが共催参加させていただいている「めぐろLT」というイベントのアドベントカレンダーの記事になります。
Webエンジニアとしての経歴
私はラクーンに2020年5月からインターンで関わり、2021年4月に新卒として入社しました。
ふりかえってみると約3年半の間で開発業務や会社内外イベントを経験させていただき、Webエンジニアとして成長することができたなと感じています。
時系列でまとめると次のようなことをしてきました。
- 入社~1年目
- 新卒研修で基礎的な開発作業を身に着ける
- 1年目~2年目
- URIHOで初のPJ参画
- 実務に触れ、多くの開発業務を経験し、QAにも初挑戦
- 2年目~3年目
- URIHOで新たに2つのPJを経験
- 開発の主戦力として参画し、QAも積極的に実施。後輩育成にも注力
- 外部イベントに積極的に参加(めぐろLTで初の登壇!)
開発者として、社会人として非常に多くのことを学んできました。
そこで、私が特に影響を受けた考え方・価値観を10個ほど紹介したいと思います。
※ご紹介する価値観・考え方は必ずこうだ!というものではなく私個人の見解です
身に着けてよかった価値観と考え方10選
1. おかしくない?を発信しよう
技術戦略部のアイデンティティのキャッチコピーに「おかしくない」があります。
誰もが「おかしくない?」と感じたことを発信することが部門で奨励されており、
それが課題だとみんなが合意すればしっかり時間をとって対応することができるルールになっています。
私も今迄に15個以上の「おかしくない?」を発信し、対応を進めることができました。
こういった取組みが「おかしくない」サービスにつながっていると思いますし、
組織の体質としておかしな仕組みやバグが常態化しない体制が整っていると思います。
2. 人生の目的を考えよう
大学生くらいまでは目先の欲求で生きてきた私ですが、
ラクーンでアルバイトをしていたころに、「人生の目的論」に影響され、
人生をかけてやりたいことを考えたことが今の自分の生き方に大きく影響を与えたと思います。
白紙60枚くらいに自分の要素を書きだし、なぜ自分がここにいるのか?を突き詰めて考えました。
考える前はふんわりとエンジニア的な仕事が好きだなとは思っていましたが、
今は「手間なことを自動化したい」という目的がハッキリしています。
3. 即レス、即スケジュールしよう
「即レスは正義」と先輩から聞いて実践したところ仕事が爆速になりました。
いたるところで話されていることだとは思いますが、やはり仕事ができる人は基本的にタスクを保留にしない傾向にあると思います。
重いタスクが降ってきて今すぐには処理できないときは「来週までに」と後回しにするのではなく、
「3日後の13時~18時で処理する」といった感じで具体的にスケジューリングすることが大切です。
4. 積極的にコミュニケーションを取ろう
弊社は自社でサービスを運営しています。
サービスはエンジニア・デザイナーの製作部隊だけでなくCSや営業をしている事業部の方々の仕事も合わせて成り立っています。
エンジニアとしてサービス利用者の「本音」を知ることは最も大切だと考えています。
信頼関係を築いておくことでよりドメインにおいて本質的な要求を引き出すことができた経験があり、
これは間接的にサービスの顧客満足度の向上につながっていると考えています。
5. 透明性を保とう
私が所属しているチームではスクラム開発を取り入れています。
開発終盤のQA時点で設計に指摘が入り、結果リカバリが効かずにベロシティ未達になってしまうことが何度かありました。
問題の一つはスクラムの3本柱の1つの「透明性」が保たれていなかった、つまりお互いの作業が見えていなかったことでした。
この問題をスプリントレトロスペクティブでふりかえり、開発中の機能の中間レビューをする仕組みを取り入れました。
お互いの作業の見える化が達成でき、現在も継続して透明性を担保することができるようになっています。
6. 仕事でわからないことは聞こう
言われてみるとあたりまえですが、仕事でわからないことは早く聞くことが重要です。報連相ですね。
私は初めの頃、とことん調べつくしたい性格もあり、自分で抱え込んで失敗することがありました。
お金をもらって成果を求められている以上、プロとして仕事を全うする必要があります。
自分で調べることは当然求められますが、成果を出せないと元も子もありません。
わかる人に頼って仕事を終わらせることが大切です。
そのうち自力でタスクをこなすことができる幅が広がっていきます。
7. セカンドペンギンになろう
ビジネスにおいて新しい挑戦をする人を「ファーストペンギン」という言葉で呼ぶことがあります。
セカンドペンギンになろうというのは、つまり挑戦する人を応援したり伴走したりするという意味合いです。
ファーストペンギンが踏み出す時、周りの賛同が得られるか?挑戦が成功するか?と不安に思っていることでしょう。
そんな人がいたときに自分が率先してサポートすることで、その挑戦の成功を促し、挑戦しやすいチームを作ることに繋がります。
信頼関係も築くことができますし、自分が挑戦するときに力になってくれるかもしれません。
8. 合意しよう
プロダクトの仕様はもちろん、組織や開発のルールなどを変えるときは合意をしてから動きましょう。
こちらもあたり前ではありますが特に1年目の時はあれもこれもやりたい!というマインドで勝手にやっちゃうこともあるかと思います。
ありますよね…?
これは過去の自分への教訓ですが、優れた修正でも合意していなければ反発や切り戻しが発生することがあり、
むしろ評価が落ちますし腫れ物扱いされちゃうかもしれないです。
カイゼンの提案は基本的に大歓迎であることは間違いなくて、大事なのはチームとしてやるべきことを合意しておくことです。
やることが決まったらどんどん開発しましょう!楽しいですね。
9. 視点を切替えて進捗管理しよう
プロジェクトに開発者として参画していて、自分は事業年度の半期ごとのスキルアップ目標を掲げている状況を想定してください。
日々の業務をこなしていると直近1~2週間の仕事の予定は把握できているけど、
プロジェクト全体の進み具合や自分自身の達成したいスキルアップ目標の進捗は把握してなかったということがありました。
自分が所属するチームのリーダーのKさんに言われてハッと気づいたのですが、
直近の仕事をさばいているだけだと、中長期的な目標に関する取組みがおざなりになってしまいがちなことに気づきました。
2週間に1回程度は半年からそれ以上の期間で自分が何を達成するのか?を考える時間を作ることで、
計画的に自分のキャリアの進捗を生むことができると考えています。
10. やることの密度を高めよう
3年程度経験すると開発業務にも慣れてきて、様々なことを任せてもらえるようになります。
一方で、成長できる案件に関わる機会も成長と共に少なくなり、成長速度が遅くなっていくと思います。
こんな時、エンジニアリングマネージャーのTさんに「密度の高い経験を積んでほしい」といった言葉をいただきました。
私は広くWebやインフラを知るエンジニアとして強くなりたいと考えているので、
今の仕事のクオリティを保ちつつ時間を短縮し、スキルアップのための活動を積極的にしていこうと考えています。
勉強や外部勉強会に参加してアウトプットする機会を増やすことや、副業に挑戦することなどを考えています。
まとめ
ご紹介した価値観・考え方で共感いただけたことがあれば幸いです。
自分のキャリアをふりかえってみて、本当に多くの人たちから影響を受けて成長してきたなと痛感しています。
何をしたいのか迷ったとき、ぜひ時間を取ってここ数年の自分をふりかえってみてください。
自身のキャリアを見つめ直し、自分が本当は何をやりたいのか再確認できると思います。
さて、ラクーンホールディングスではエンジニア・デザイナーを大募集中です!
興味を持っていただいた方は是非、お話ししましょう!