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『Psycology For Designers』の要点

こんにちは、たむらです。元々はエンジニア側の世界にいましたが、今はデザイン戦略部のマネジメントも行っています。

デザインやUXを学んでいる過程で、Joe Leech著の「Psycology For Designers」という本のことを知る機会があったのですが、日本語訳が無かったので自分で使うための翻訳を試みてみました。ここではその要旨を紹介してみます。

ざっくりしたまとめ

心理学の分野・学派

心理学の用い方。調べ方

  1. 調べたいことをググる。wikipediaで調べる
  2. グーグルスカラー(学術論文の検索に特化したグーグル)で更に調べる
  3. 要約を読んで適切な論文を見つける
  4. 論文の引用文や参考文献を辿る。CiteseerX(科学論文の検索エンジン)を使うのも良い
  5. 引用や参考文献の著者の論文を辿る。著者は上部にかかれている人から当たるのが望ましい。
  6. 論文は、過去を振り返る部分と、著者の研究成果を載せられている部分で大体パートが分かれるので後者を効率よく摘む
  7. 著者の論文の引用や参考文献を辿る(繰り返し)

※(たむら注)これは一般的な調査研究の辿り方としてほぼ共通のフローなんだと思います

デザイナーが読むべき心理学の本

心理学を学ぶための方法

デザイナーとしてうまく心理学を使うために

脳について

※(たむら注)心理学が脳の構造や人間としての仕組みと関連しており、デザインを突き詰めていけばそこ迄意識して検討すべきなのだ、という話

適切なUXの例

※(たむら注)余談ですがVoiceUIは各スマートスピーカー毎にインテントの重視など、設計思想がだいぶ異なるという話を聴いたことがあります。上記の差異も設計思想に基づくものだと感じます。

全てのデザイナーが知るべき4つの心理学の神話(虚構)

1. マズローの欲求階層

2. ジョージ・ミラーの数字7±2

3. 左脳なのか右脳なのか

4. マイヤーズ・ブリッグスのテスト(MBTI(Myers-Briggs Type Indicator))

感想

心理学系の論説をデザインに活かす方法としてあくまでやり方を教える為の本で、セオリーなどはほぼ載っていません。そちらを期待する方は上記に記載の個別の心理学の本を参照された方が良さそうです。
ただ、デザインは奥が深くて面白いものだということをこの本を通して改めて感じました。ビジュアルだけでなく人間工学や心理学を学ぶことでより効果的で適切なデザインを作ることができるのだと思います。とはいえ、デザインやUIは非常に感覚的な部分やバランスが影響するのもまた事実だと思うので、デザインって難しいですね。。。

素人なので誤訳等々は多分にあると思います。興味や疑問に思った方は是非原著をご確認ください。小冊子なのであっという間に読めると思います。
それでは!

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