RACCOON TECH BLOG

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デザインで役立つ効果測定と分析

はじめましてデザイン戦略部の渓太です。
今回は、デザインやコーディングなどの技術はなく、デザインにおける効果測定や分析について書いていきたいと思います。

デザインにおける効果分析の重要性について

デザインにおいて、効果測定や分析はユーザー体験をより良くするための大切なプロセスです。
以前の職場でも見た目を整えるだけと勘違いされてしまうこともありました。
ただ、見た目だけでなく、使いやすさや理解しやすさを定量・定性の両面から確かめながら改善していく
―― その支えとなるのが「計測」と「分析」です。
ここでは、デザインに携わる方が日々の業務で意識しておきたいポイントを整理してみます。

なぜデザインで「効果測定」と「分析」が重要なのか

ユーザーの行動や感じ方は、実際に触れてもらわないと分かりにくいものです。
どんなにサービスを理解し、会員の声を取り入れたとしても意図した導線がうまく伝わっているか、ボタンは迷わず押せているか、必要な情報にスムーズにたどり着けているか──。
こうした “本当の使われ方” を把握するために、効果測定や分析が欠かせません。

実装した施策単位で定期的に状況を確認することで、実装した施策が正解だったのか、より改善が必要な箇所や、逆にそのまま伸ばしていくべき魅力に気づくこともできます。デザインの質を継続的に高める基盤としても計測と分析が大きな役割を果たします。

デザイナーがまず押さえておきたい指標

デザインの改善に役立つ指標には、以下のようなものがあります。

数値を見るだけでなく、「なぜそうなったのか」という背景を考えながら活用することで、デザイン改善へのヒントが得られます。
また、これらはあくまで一例で目的(CV)によってより抑えておきたい指標はことなります。

分析結果からデザイン改善へつなげるポイント

効果測定や分析で得た気づきをデザインにどう考察し反映するかが、改善プロセスの中心です。

各指標で課題があった箇所ごとに改善を見出します。

先ほどの押さえておきたい指標で課題があった場合の例ですが、
まずは1個の指標から考えてみるとUIやグラフィックにおける課題が把握しやすくなります。

定性×定量の両面から理解する

ここまで効果計測におけるデータを重視した内容を記載していましたが、
数値だけでは分からないユーザーの気持ちや文脈を補うために、定性データも役立ちます。

・定量:実数値における何が起きているかを把握する
・定性:数値にユーザー行動における質的な側面を理解する

ラクーンではコンサルタントや企業担当者が各会員へのヒアリングをし、ユーザーからの「使いやすくなった」「わかりやすくなった」といった声を上げてくれます。
ただ、いいことばかりではなくCRM部署から会員からの問い合わせも少なからずあります。
中にはデザインにおけるわかり辛いという声や導線変更における混乱などによるものです。

そういった良くも悪くもユーザーの声と数値の両面から改善点を導いていくことも大切です。

振り返りを繰り返し、設計の質を高める

ここまででデザインにおける効果計測と分析の重要性について記載してきました。
一度作れば終わりではなく、継続的に改善していくのが本来望ましいPDCAです。

改善サイクル例

  1. 数値チェック:クリック率・離脱率を確認
  2. 課題抽出:改善すべき画面や導線を特定
  3. 施策実施:レイアウト/文言/CTA変更など
  4. A/Bテスト:効果の比較
  5. 結果評価 → 次の改善へ
  6. 実装後1に戻る

このサイクルを繰り返すことで、デザインだけでなく各サービスの質を高めていくことができます。

まとめ

デザインは、見た目を作るだけでなく「より良い体験をつくる」ための継続的な取り組みです。

・効果測定は、ユーザーがどう動いているかを知らせてくれる
・分析は、なぜそうなるのかを教えてくれる
・定性と定量の両面を見ることで判断の精度が高まる
・小さな改善の積み重ねが、大きな成果につながる

計測と分析を日々のデザインに取り入れることで、
ユーザーにとって分かりやすく、使いやすい体験を提供しやすくなります。
ラクーンでは日々改善の循環を楽しみながら、よりよいデザインを育てていく努力をしています。

もし、デザインやコーディングだけでなく効果計測に興味のある方は一緒にサービス改善をしていきましょう!!
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