2018年もサマーインターンを開催しました

開発チームの下田です。

昨年実施したサマーインターンの模様をお届けします。

「実際に動いているサービスのシステム改善提案と開発をしてみよう！良い提案は本当に採用されるかも！？」を実施しました。
ラクーンのエンジニアが日頃行っている同じことを体験します。開発したプログラムが弊社規定の品質保証に通過すれば、数千・数万人のユーザーがいる実際に動いているサービスで作ったアプリケーションを動かすことができます。

弊社のシステムはそれなりに大規模なので難易度も高く期間内に終わらないこともありますが、一線で活躍するエンジニアがメンターとして全力でサポートします！

概要

ユーザーからの要望や企画・プロモーション・サポートチームといったユーザーと直接接する現場部門からの要望を実現するのが目標です。
「スーパーデリバリーの売上ランキングを表示して、売れ筋商品をわかりやすくしたい」「URIHOの申し込み内容を変更して、入力を簡単にしたい」といった要望が要望箱に積まれています。
その中から5日間のインターンで開発できそうなものを課題にして、3～5人程度のチームによるモブプログラミングでシステム改善をします。

要件定義・設計

「スーパーデリバリーの売上ランキングを表示して、売れ筋商品をわかりやすくしたい」と言っても、あいまいになっているところが多数あります。
例えば「いつ時点のランキングを表示するか」「どの画面からリンクされているか」といったことを決めていかないと開発を始められません。
具体的にどういった仕様にして、どう開発していくかを決め、要望を取りまとめた人とすり合わせていきます。

大きな目的は弊社で設定しますが、実現方法はインターン参加者で決めていきます。このフェーズではスキルがあればどんどん提案していけます。

コーディング

モブプログラミングではキーを打っていくドライバーと、どんなふうに実装していくか指示を出していくナビゲーターに別れて作業していきます。
インターン参加者は専攻している科目も違い得意・不得意がありますが、チームでプログラミングすると難しい課題も解決できてしまいます。

テスト

参加者がテスト仕様書を書き、手作業でテストを実施します。
E2Eでどういう視点でテストしたかという所が最重要になってくるので、昔ながらのこの方法のテストを必須としています。
手作業でのテストは、想定どおりに動くか確認するのはもちろん、設計時にはわからなかったUX上の問題にも気づけます。
必要に応じてテストコードも書きます。

また、要望を出した現場部門も受け入れテストし、要望通りになっているかどうか確認します。

品質保証

対象のシステム改善に携わっていない弊社のエンジニアが第三者的な視線でレビューし、ソースコードやテストが妥当であるか判定します。
問題があった場合、コーディング・テストを一部やりなおします。

デプロイ

品質保証でOKが出たら、実際に動いているサービスに反映させるためにデプロイします。
サービスに直接影響が出るのでドキドキしますが、実際の作業はほとんど自動化されていて数クリックで完了してしまいます。

昨年の2018年8月に行った改善は、現在2019年5月も稼働しています。

発表

エンジニアだけでなく現場部門の人たちも含めたラクーングループの社員に向かって、開発したことをまとめて発表します。
好奇心旺盛な人が多い環境からか、思ったより聞きに来る人が多くなりました。
発表したら結構リアクションがあります。頑張ったところと実際に喜ばれて盛り上がるポイントが違ったのが興味深いです。