こんにちは、たむらです。
今回は私が部門長になった頃に施行されて、今ではだいぶ定着した技術部の制度を2つご紹介しようと思います。

1.技術サポート制度

開発環境の増強及びスキルアップの資金として会社が補助金を支給する制度です。1名につき年度毎に10万円迄が利用できます。開発環境の最適化を支援したり、最新デバイスや技術トレンドをいち早くキャッチアップできることを目的として用意されました。

技術に関連するものであればメンバーが自由に利用目的を選択することができて、多くのメンバーが毎年利用しています。

使われ方としては、大体みんな最初にノートPCを買っています。開発メンバーのメインPCはデュアルモニター+(スペックを考えて)デスクトップという構成なので、ミーティングで利用できるノートPCのニーズが高いためです。その後は開発環境のディスク増設やキーボード、技術書の購入などに利用されていることが多いようです。また、資格試験の受験費用やセミナーの参加費用などにも使われています。

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購入したものの一部。ノートPCやキーボードではかなりメンバーの好みや個性がでます。

予想外の効果も

エンジニアの好奇心を満たす為の福利厚生として生まれたこの制度ですが、思わぬところで予想外の効果もありました。

それはハンズオン系の勉強会が増えたことです。今迄デスクトップPCしか無かったので会議室などで集まって行う勉強会では講義形式が主流でした。それがノートPC保有者が増えたことにより、ハンズオン形式の勉強会が行い易くなり頻繁に開催されるようになっています。勉強会の一例は社内勉強会をご参照下さい。



2.ユニットチーム制度

技術部の開発チームは現在17名の大所帯となっていますが、実際にはユニットというチームで開発業務にあたっています。

ユニットチームの概要
  • 2名~4名の小チーム制
  • プロジェクトや開発業務はこのユニットの単位で行う
  • ユニットセンターという代表者が1ユニットに1名存在。報連相の仲介役
  • ユニットは緩やかに担当するサービスが決まっている
  • ユニットの再編やユニット間の人の移動は年に1回程度人事異動的に行う
  • ユニットには名前を付ける(←大事!名前があると思い入れが違います

このユニットチーム制になったことで、以下の様な効果がありました。

スモールチームによるチーム力の向上!

言うまでもなく、チームは大きくなれば大きくなる程コミュニケーションコストが加速度的に増加する傾向にあります。小さなチームであればそのコストを小さくすることができます。また少人数のチームメンバーで継続して業務にあたることでそれぞれのスキルや性格の理解も深まり、「jsなら彼に任せるのが良い」など、経験に則した信頼関係が築けてチームとして相乗効果が生まれます。スクラムでいうベロシティが測りやすいメリットもあります。

多角化したサービスに柔軟に対応できる

ラクーンでは「スーパーデリバリー」、「Paid」、「T&G売掛保証」、「COREC」と4つのサービスを展開しています。それぞれのシステムには当然開発言語や環境、仕様といったシステム面でのナレッジの他、各サービスについての業界知識も必要となり、とても一人で全てを把握することはできないボリューム感となっています。そこで、各ユニットにはそれぞれメイン担当となるサービスが"緩やかに"割り当てられています。この"緩やかに"というのがミソで、基本はメイン担当となっているサービスの開発をするのですが、大規模なプロジェクトが企画され複数のユニットで担当する時や他のサービスでヘルプが必要な際には別のサービスの開発にも参画できるような運用としています。これによりメンバーが技術的にも業務的にも深く掘り下げて軸になる部分を作るニーズと、会社的にダイナミックな開発計画をとれる柔軟性のニーズの両方を満たせられるようにしています。

業務仕様を現場で判断しスピードUP+やる気UP

ラクーンにもリーダや部長といった役職はあるのですが、一般的な会社の役職者は人事的なマネジメントだけでなく、業務仕様的なイニシアチブもとることが多いと思います。ですが、マネジメント業務もかけ持ちしている状態の役職者が業務仕様まで見ようとするとボトルネックになる上、現場との認識の乖離が起きやすくなる傾向にありました。そこでユニットチーム制を開始するに際して、役職者はあくまで人事マネジメントに注力し、業務仕様面での権限は担当するユニットチームにできるだけ移管し現場チームで仕様決定できるようにしました。ユニットは細かな仕様の決断は勿論、開発案件リストの中で何を実施するかという点も含めて判断を任されています。結果的に開発パフォーマンスが上がり、且つメンバーがやりがいを持てる体制になっていると思います。

教育や研修が実施しやすい

ユニットチームは教育や研修でも効果を発揮しています。少人数のチームなので教育する側とされる側が密にやりとりができる為、目が届いた研修が行えます。また、「個」に合わせた対応が取りやすいことや、教育のサイクルを多くのメンバーが担当することで教える側のスキル向上にも繋がりやすいこともメリットだと言えます。

スケールの調整がしやすい

サービスの誕生やメンバーの増減に対してスケールしやすい構成です。2014年にサービスを開始したCORECも新規事業として一気に立ち上げがありましたが、各チームから人を集めて担当チームを作る形で対応でき、フレキシブルにチームの構成を変化させやすい人数になっています。そんな意味で、例え部門の人数が2倍になってもボトルネックを産みにくく生産性を落としにくい仕組みになっているかと思います。



ラクーンでは、エンジニアが楽しくやりがいを持てて、仲間と共に成長できる環境こそがより良いサービスを生むと本気で考えています。今回はそんな考えの中から生まれてきた2つの制度を紹介させていただきました。

こんな技術部やラクーンに興味を持ち、是非働いてみたい!という方、私達は一緒に働く仲間を随時募集しています。ご応募お待ちしております。